この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大地の恋
第2章 若葉の頃
「板橋さんおはようございます」



本社に移って二ヶ月が経った頃。出勤途中で会社の女の子に声をかけられた。



「おはよう」


「こっちにはもう慣れましたか?」


「んー…どうかな。疲れが溜まって抜けないよ」


「それは昨日の接待のせいじゃないんですか?」


「いや、年のせいかも…」



俺を見て彼女、橋本さんは苦笑い。


「つーか否定して欲しかったんだけど」


「えっ、ナチュラルに受け止めちゃいました」



そう言って屈託なく笑う彼女を見ながら微妙な気持ちに俺はなる。


それは何故なら……



「……橋本さん」


「はい?」


「そのシャツ新品だろ」


「えっ、分かります?」


彼女は“気づいてくれたの!?”と言わんばかりに嬉しそうに笑うけど…


「分かる。値札ついてるから」


「ええーーーっ!!」


真っ赤になって慌てて手を回し、タグがない、タグがないと騒いでるけど届いてねーだけだし!


「2500円にしてはいい買い物したな」


「ちょっ!板橋さん値段読まないで!」


値札をつけた彼女はかなりテンパってる。


……ホント面白れー。


今年二年目だという橋本さんの印象は、若い割りにしっかりした子…というものだった。



でもいざ一緒に仕事をしてみるとこの子は大抵こんな感じですざましいウッカリをかましてくれる。


笑えるものから笑えないものまでかなり広い振り幅で…


「板橋さん切ってください」


「ハサミがあれば」


「会社に行かなきゃないですよ!」


「それが頼む方の態度かよ…」


「だって買われちゃったら大変じゃないですか!」


「2500円でか?お買い得だな。良かったじゃん、嫁の貰い手ができるぞ」


「板橋さ~~ん!!」



ククッと笑って何かないものかと考える。


/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ