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大地の恋
第4章 再会
それからその話が続くことはなく、俺たちは抱き合ったまま眠りについた。
薄くなる意識の隅で二人が会う、会わないは運命次第だという結論に辿り着く。
俺が真優と再び出逢ったように必要なら図らずともその時は来るのだろうと……
必要がなければこれまでのようにすれ違う。それだけだ。
その結論に自分の責任が軽くなり、どこかでほっとした。
そしてほどなくしてその時が来る……
運命は回っていた。
真優のために……
そしてこれから一歩を踏み出すアイツのために……