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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君
かすみが
腰をおろすのを
確認して
「かすみちゃん
何、飲む?」
って声をかけると
かすみは
正座をして
背筋を伸ばした
「そ、その前に
斉藤さんに
話があるの
斉藤さん…
座ってください」
かすみは
少しうつむいて
テーブルの上を
見つめていた
「う…うん」
もちろん
かすみが
正座をしたのなんて
見たのは
はじめてで…
だから
僕も
かすみちゃんの
目の前で
同じように正座をした
「どう…したの?
…かすみちゃん?」
やっと見えた
君の顔が
少し
辛そうで
そんな君のことが
なんだか
かわいそうで
僕は
たまらず
君よりも先に
声をかけてしまっていた
「斉藤さん…」
「…はい」
「ごめんなさいっ!!」
腰をおろすのを
確認して
「かすみちゃん
何、飲む?」
って声をかけると
かすみは
正座をして
背筋を伸ばした
「そ、その前に
斉藤さんに
話があるの
斉藤さん…
座ってください」
かすみは
少しうつむいて
テーブルの上を
見つめていた
「う…うん」
もちろん
かすみが
正座をしたのなんて
見たのは
はじめてで…
だから
僕も
かすみちゃんの
目の前で
同じように正座をした
「どう…したの?
…かすみちゃん?」
やっと見えた
君の顔が
少し
辛そうで
そんな君のことが
なんだか
かわいそうで
僕は
たまらず
君よりも先に
声をかけてしまっていた
「斉藤さん…」
「…はい」
「ごめんなさいっ!!」