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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君
「アパートの・・
このアパートの
小さな子供に
優しくしてる
斉藤さん見て
ずっと思ってた
斉藤さんみたいな人が
お腹の子の
パパだったら
よかったのに…って…
そんなパパだったら
しずくは
今頃
幸せだっただろうって…
…っ…
だからっ
斉藤さんが
パパだって…っ
ほんとに…ごめんなさい…」
「いいんだ
本当に
いいんだよ
気にしないで
それに
それに
できれば…」
プルルルルルル…
かすみの
バックの中で
携帯が音を立てた
「しずく…かも…」
「うん」