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斉藤太一です
第16章 ぶつける感情・吐き出す感情
店に着き
携帯を見ると
かすみから
メールが届いていた
「おはようございます
今日は
何時くらいに
お仕事終わりますか?
できれば
斉藤さんの部屋で
話を聞いて欲しいんですけど…
斉藤さんの
都合のいい時間に
アパートまで行きますから」
ただの
文字なのに
その文字が
敬語というだけで
また
僕の胸が痛んだ
「僕はかまわないよ
19:30には
帰ってると思うんだけど
遅くなるようだったら
メールを入れるね
その時間は
もう暗いから
気をつけておいで」
君に
早く会いたい
溢れる
愛しい心が
止まらない
優しさ
全て出し切って
君を
愛したい
そう
思ってるのに
もう
暗いから
駅まで
迎えに行くよ
そんな
一言さえ
打てないでいた
断られるのが
こわかったから
携帯を見ると
かすみから
メールが届いていた
「おはようございます
今日は
何時くらいに
お仕事終わりますか?
できれば
斉藤さんの部屋で
話を聞いて欲しいんですけど…
斉藤さんの
都合のいい時間に
アパートまで行きますから」
ただの
文字なのに
その文字が
敬語というだけで
また
僕の胸が痛んだ
「僕はかまわないよ
19:30には
帰ってると思うんだけど
遅くなるようだったら
メールを入れるね
その時間は
もう暗いから
気をつけておいで」
君に
早く会いたい
溢れる
愛しい心が
止まらない
優しさ
全て出し切って
君を
愛したい
そう
思ってるのに
もう
暗いから
駅まで
迎えに行くよ
そんな
一言さえ
打てないでいた
断られるのが
こわかったから