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strawberry☆kiss
第1章 危険なアイツ☆
『……ごめん……
彩音さん……』
『……如月さん……私こそ……
ごめんなさい……』
『……俺は……
気持ち伝えただけで充分だから……』
『……如月さん……有り難とう……
嬉しかったわ……』
『……俺……
彩音さんとの仲が、どうこうなれる、
なんて思って、
無いから……
安心してな?……』
『……如月さん……』
『……ただもし……彩音さんに何か、
合ったら俺に、
メールしてくれないかな?……』
『……』
『……俺は……
それだけでいいよ……』
『……ええ……
解ったわ……』
『……彩音さん……有り難とう……
帰ろう、
送って行くよ……』
『……如月さん……ほんとに、
有り難とう……』
……俺は……
彩音さんを軽く、
抱きしめて……
『……もう一度……如月って呼んで……』
…と最後に、
お願いした……
『……如月……』
『……彩音……
有り難とう……
もう俺は充分……』
……俺達は……
店を後にした。
……そして……
俺はまた彩音さんの家の近くまで、
送って行った……
……俺は……
車の中でわざと、
明るい話題で、
彩音さんと会話を、楽しんだ……
……これが……
最後になるかも……
……そう……
彩音さんと過ごす、最後の時間になるかも知れない……
……二人の……
時間を楽しんだ……