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Deep Emotion
第18章 貴方が、好きです。
「…私、黙って出て行ったことまだ怒ってますから」
ぷい、とそっぽを向いてみる。
本当は、もうどうでもいいのだけれど。
さあ、どう出る?
「それは…、その…本当に、ごめん」
心底申し訳無さそうに門倉さんが謝った。
なんだか、叱られた子犬みたいだ。
そんな顔、しないでほしい。
意地悪を仕掛けた手前、私は引くに引けなくて、必死で不機嫌な顔を作っていた。
どうしよう。これ、収拾つくかな。
「………澪」
不意を、突かれた。
彼が急に下の名で私を呼ぶから、顔が真っ赤になる。
「許してくれる?」
私の顔を見て、門倉さんが微笑む。
ぷい、とそっぽを向いてみる。
本当は、もうどうでもいいのだけれど。
さあ、どう出る?
「それは…、その…本当に、ごめん」
心底申し訳無さそうに門倉さんが謝った。
なんだか、叱られた子犬みたいだ。
そんな顔、しないでほしい。
意地悪を仕掛けた手前、私は引くに引けなくて、必死で不機嫌な顔を作っていた。
どうしよう。これ、収拾つくかな。
「………澪」
不意を、突かれた。
彼が急に下の名で私を呼ぶから、顔が真っ赤になる。
「許してくれる?」
私の顔を見て、門倉さんが微笑む。