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Deep Emotion
第8章 春の夜道
びっくりしすぎて声が出なかった。

なんでいるの?そう訊こうとした時、降りる予定の駅名を車内アナウンスが告げた。

『右側のドアが開きます。ドア付近にお立ちの方は降りる方を先にお通し下さい』

アナウンスを合図にしたかのように、他の乗客がドアの近くに集まってきた。

「降りるよ」

陽くんは一言、そう言った。

駅に着き、私と陽くんは電車を降りた。空気の抜けるような音と共にドアが閉まる。

私達は改札を抜け、ひんやりとした夜の空気の中を歩く。

「…あのさ」

電車を降りてからずっと黙っていた陽くんが口を開いた。

「さっき、っていうか電車乗る前、俺と目、合ったよね」


気づいていたんだ。


私は、こくりと頷いた。
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