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教授と兄と私
第1章 あなたの素顔
ーーカッカッカ

「……であるからしてー、、」

チョークの音が響く大教室
お昼の後のこの授業は眠るのにちょうどいい


「…きの!ゆきの!」


ぼーっとしていた私の耳に遥の声が届いた

「なぁに?」

「なぁに?じゃないわよ!この前の合コン断ったんだって?!
あんないいメンバーそうそう組めないのよ?!
あぁーもう、何であんたは、、」

「だって合コンとか嫌だもん。私は大学で出会った人に恋をして、付き合って、図書館デートとかして、まったり過ごしたいの!」

「あのねぇ、、今どきそんなこと待ってたらあっと言う間に4回生で卒論地獄だよ?!ゆきの可愛いんだからさ!もったいないよ」

「可愛いくないし、だいたい合コンはよくないってお兄ちゃんが、、「おいそこの白のワンピースのやつ」


声に反応し前を見ると、
授業をしていた榛名教授がこっちを見ている


、、、、ん??え??私!?


小声で話してたつもりがいつのまにか普通の大きさに戻っていたみたい

大教室だからみんなの視線がイタイよ、、
怒られるのかな
遥の方を見るとまったく知らんぷりでノートをとっている
この裏切り者!!!

「この後さっき提出した課題全部、俺の部屋まで運んでくれ」


「は、、はい。」


「それじゃあ今日はここまでだ。レポート忘れたやつは来週までに持ってこい。以上」

白衣を着た榛名教授はそういい残してすぐ教室から出て行った


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