この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿の令嬢
第5章 獣の邸と淫らな教育係



「彼女はかなり貞淑な女性で攻めあぐねているんだ」


「レオが? でも心を砕いて接すれば、きっとどんな女性もレオなら心を寄せてもらえるわ」


 するすると言葉を発しレオを励ますアリエッタだが、1秒でも早くここから逃げ出したい気分だ。耳の奥でガンガンと耳鳴りがするし、呼吸は苦しくなるばかり。


「そう思うか?」


「ええ」


「けどなぁ、彼女と想いが通じたとして、問題はそこからなんだ」


 レオは一度宙を仰いだあと、横目でアリエッタを見遣った。


「さっきも話したが彼女は貞淑なんだ。つまりまだ純潔だってことだ」


「え? あ、の……?」


「平たく言えば処女ってことだな。そこでアリエッタの出番ってわけだ。貞淑な女性への触れ方の手ほどきをしてもらいたい」


 一瞬話が見えなかった。何を言われ、何をしろと言われたか。


 徐々に理解してきたアリエッタはすうっと心が冷たくなる。


 レオの好きな女性との営みのため、身を捧げろ──。


 そう言われたのだと理解し、遂に目の前は完全に真っ暗になった。







.


/724ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ