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隠匿の令嬢
第6章 恥じらう乙女と卑猥な遊戯

「ここも快感を得られる場所らしいぞ? どうだ? 気持ちいいか?」


 後孔でレオの舌が蠢き、花芽は指で摘ままれては爪で軽く引っ掻かれ、蜜壺の無機物は縦横無尽にアリエッタを苛む。アリエッタの内股は小刻みに震え、膝はガクガクと落ちそうだ。


「あ……ぅ、ひぁん、あっ、はっ……ああん、ンンッ」


「どうした? 答えてくれ、アリエッタ。それとも答えられないくらい、いいのか?」


「違うの、んっ、はぁ……あ。い、や……なの……それ、いや……んっ」


 舐める舌も、抽挿する無機物も、捏ねる指も気持ちいい。だけど嫌だった。いつもレオの熱が感じられる体内は、熱のない無機物で高みへと昇らせようとしていて。


 深くなった無機物はざらつく粘膜をすでに捉えているが、絶頂の瀬戸際でアリエッタは唇を噛んで耐えた。


「なにが嫌なんだ? 指か? 舌か? それともこいつか?」


 ぐちゅりと回転する無機物はアリエッタの絞まる肉壁を巻き込み回る。


「やぁっ! いやっ、それ……やだぁっ……ああぁっ」


 もう昇ってしまいたい。身体は泣いてアリエッタの理性に訴えている。


 机を持つ手の爪は白くなるほど強く握られ、靴の中では指が丸まっている。


 それでもアリエッタは絶頂への扉をどうにか開けずにいた。




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