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隠匿の令嬢
第7章 危険な一夜
「私、レオ様のお役に立ちたいんです。ですから……触ってください」
「なにを……?」
眉を顰めるレオの前で、アリエッタはドレスの紐を解いていく。酒で上気するアリエッタの肌はレオに触られたときのよう、ほのかに色付いている。
衣擦れの音と共に晒される肌。アリエッタは豊満な乳房を手で隠し、レオに艶のある視線を送った。
「私はレオ様の教育係です。その役割を果たさせてください」
アリエッタはどれだけ大胆な行動をしているのか、まるで解っていなかった。
酒の力とはそれほど恐ろしく、そして大胆にさせるのだ。
レオは一瞬瞠目し、また困ったように笑う。
「俺は酔っ払った女に手を出すほど鬼畜ではないんだがな……。けど煽ったのはキミだ。責任取れよ?」
レオは噛み付くようにアリエッタの唇に口づける。柔らかいアリエッタの唇を味わうように唇を舐め、吸い付く。
「んっ……」
レオの舌先が唇を割り、口腔へと入ってくると、アリエッタはいつになく大胆に舌を絡め出した。
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