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隠匿の令嬢
第7章 危険な一夜


 レオは自らも寝台へ上がると、トラウザーズをくつろがせる。下着から先端を覗かせそうなほどに雄々しくそそり立つ欲望。その重そうなものをレオは引き摺りだす。


 アリエッタは初めて眼にする雄茎を興味深げに眺めている。


 膨れ上がる先端は一度括れ、太い血管を浮かべる太く長い茎は月色の茂みに繋がっていた。


 アリエッタは絵を描くとき、対象物を観察するかの如く、まじまじと雄茎を見る。


 恥じらいはやはりどこかへ追いやられ、素面であれば正視しないだろうそれをじっと見ていた。



 レオはなにが可笑しいのか、くつくつと喉を鳴らす。


「こいつは絵に描くなよ?」


「え……? あ、はい」


「あと見てるだけじゃ俺は気持ちよくならないぞ」


「あの……どうすればいいですか?」


「そうだな……。ではアリエッタの可愛いその唇で気持ちよくしてもらおうか」


「あの……はい」


 アリエッタはどうすればいいか解らなかったが、口づればいいのかと四つん這いになって顔を近付けた。





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