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隠匿の令嬢
第7章 危険な一夜



 近くで見ると本当に変わった形をしている。先走りを滴らせる鈴口がヒクついていて、池にいる魚を思い出した。


「なんだか可愛いですね」


 アリエッタはくすりと笑う。しかしレオは眉を潜め、不満そうだ。


「あのな……。男の性器を可愛いなんて言うな。まったく……どうしようもない酔っ払いだな」


 レオの不満もあまり理解せず、先ほど言われた通りに唇を先端へと持っていき、小さく口づける。


「こう、でいいですか?」


「……教えることは多そうだ」


 レオはまたも肩を竦め、アリエッタの波打つ蜂蜜色の髪に手を添える。


「まずは舌を出して舐めるんだ。そう、全体的に」


 アリエッタはレオの指示に従い、赤く小さな舌を出して舐めていく。ちろちろと動かし、亀頭や竿にまで舌を這わせた。


 レオの端整な顔が僅かに歪む。アリエッタの拙い舌でもレオは快感を覚えているようだ。


 アリエッタは自らの舌が舐めている、両手に余るほど大きな屹立の価値も解らず、ただ言われた通り丹念に舐める。


 そうしているとなぜかまた下肢が疼き、ヒクヒクと蜜壺が収斂してきた。







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