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隠匿の令嬢
第11章 夜会での邂逅


 問答の末、いつだって折れるのはアリエッタだ。羞恥を堪え、やはりぎこちなく腰を揺らしてみる。


「ん……、っう……」


 自分の意志で快感へと昇るなどなんと淫猥なことかと、残る僅かな理性が訴えてきて、すぐに固まってしまう。


「無理なの……お願いだから……」


 かぶりを振って潤む瞳で懸命に訴える。


「お願いだから、なに?」


「だから、その……レオがして?」


 ひどく卑猥な頼みを可愛らしくお願いするアリエッタにレオはふっと笑いを零す。


「かしこまりました」


 言葉だけ紳士的なんてずるい。突き上げる腰使いはどこまでも荒々しいのに。




「や……あぁっ、駄目、そんなにされたら……すぐ……っ」


 理性も恥じらいも、縦横無尽に貫く剛直がお湯へと溶かしていく。


 憚りなく喘ぐ声が反響し、いっそ耳の感覚も溶かして欲しくなる。


 アリエッタの媚肉がひっきりなしに収縮し、太い雄茎を一層大きく感じさせ。ぬかるむ蜜壷も掻き回され、蜜と湯でぐちゃぐちゃだ。





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