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隠匿の令嬢
第2章 温室での密会


 太陽の光を反射させる出で立ちの温室は相変わらず綺麗だ。外から見る緑も艶やかで色鮮やか。


 アリエッタは緊張しながら温室のドアノブを捻る。ノブは固く回ろうとせず、鍵は空いてなかった。


 そういえばレオはたまたま居たのだと言ってたのを思い出す。毎日来ていたわけではないらしい。


 安心するやら拍子抜けするやらで、アリエッタは帰ろうかとも思ったが、鍵を使って中へと入った。


 せっかくだから絵を描いていこう。三日前はレオしか描いてない。


 アリエッタはどの植物を描こうかと物色し、アサガオによく似た薄黄の花をつける、図鑑でも見たことのない花の前に腰をおろした。


 スケッチブックを開き、鉛筆を走らせるのに没頭する。絵を描いているときだけは、他のことを考えずにすんだ。


 嫌なことや哀しいことがあっても忘れられる。


 独りきりの時間を過ごすアリエッタを絵だけが慰めてくれた。






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