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隠匿の令嬢
第11章 夜会での邂逅


 明け方近くにようやく眠りについたアリエッタが眼を醒ましたとき、レオの姿はすでになかった。


 まだ顔をつき合わせる気分でもなかったので、アリエッタは安堵した。


 昨夜ほとんど眠れなかったからか、泣き腫らしたからか。アリエッタは頭が重く、寝台でいつまでもぐずぐずしていると、ナキラが朝食を運んできた。


「アリエッタ様? 起きてらっしゃいますか?」


「ええ。今起きるわ」


「あら? お顔の色が優れませんね。お風邪でも召しました?」


「いいえ、そんなことないわ。大丈夫よ」


「そうですか? 朝食を召し上がられたら、もう少し休まれたらいかがです? 今夜はパーティーですから、体調を万全にしておかないと」


「ナキラ……レオからなにも聞いてないの?」


「いいえ?」


「そう……。あのね、私……パーティーには行かないのよ」


「ええっ!? それ、本当ですか?」


 アリエッタは微笑んで頷くと、ナキラはあからさまに落胆した。





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