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隠匿の令嬢
第11章 夜会での邂逅



「本当に、ほんとーに行かないんですか!? どうしても?」


「ナキラ、ごめんなさいね。髪型、考えてくれてたのよね?」


「そうですよ! 久しぶりにアリエッタ様のお世話が出来るから張り切ってましたのに。ね、行きましょ?」


「もうレオにも行かないと伝えてあるの。期待させてしまってごめんなさい」


 アリエッタの意志が固いのを悟ってか、ナキラは肩を落としつつも諦めたように部屋をあとにした。


 それからアリエッタは軽く朝食を摘まむと、アトリエに籠ることにした。








 レオの肖像画は順調とは言えなかった。ギルデロイに度々進捗具合を尋ねられはするが、期限までには必ず仕上げると濁すのみ。


 未だ筆に迷いがあるのも滞る理由ではあるが、レオに求められるがまま抱かれてしまっているので、以前よりも時間が無くなっているのも理由のひとつだ。


 描き損じたキャンバスを悪戯に増やし、いちから描き直すという作業を何度か繰り返した。


 そうしてやっとのことで輪郭を描くに至ったが、思い通りに進まない。







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