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隠匿の令嬢
第12章 檻の邸



 三日ぶりにアッシュブラン邸に戻ったアリエッタを迎えたのは、なんとニーナとセドリックであった。


 普段はほとんど使う機会のないリビングにレオが連れて行くと思えば、重厚なソファーでくつろぐ二人がいたのだ。


「アリエッタ! 体調崩してたって聞いてたけど、もう平気なの?」


「え……えぇ」


 アリエッタは両手をニーナに取られながら、レオを見上げるとなに食わぬ顔をしていて。


 あちこちで嘘をつかなきゃいけない後ろめたさはアリエッタだけのようだ。


 困ったものだとアリエッタは小さく嘆息する。






「でも休んで正解よ! 学校は大騒ぎだったんだから」


「そうよぉ。サロンでもその話題ばっかりでうんざりしちゃったわ。当のレオはこんなだし」


「悪かったな、こんなで」


 四人分のお茶が運ばれ、アリエッタがいなかった三日間のことをニーナとセドリックが身振り手振りを加えて話して聞かせてきた。


 そして渦中の片方は雲隠れしており、もう片方は然り気無く問われても曖昧に躱すだけだったというのだ。





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