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隠匿の令嬢
第13章 知られざる秘密





 リリスとアリエッタがリビングを飛び出したあと、残された公爵はオースティンに追い掛けるよう指示をした。


「お待ちください。リリス嬢のことはアリエッタに任せましょう」


 レオは複雑そうな公爵を見据える。


「公爵。私に色々と訊きたいことがおありでしょうが、すべてを説明している時間はありません。ですので今後の話をしましょうか」


「今後……?」


 未だ混乱から抜け出せないでいる公爵の反芻に頷く。


「はい。まず彼女たちをこの場で解雇してください。この先、彼女たちの身の安全と生活の保障は私がいたします」


 虚ろだった公爵の双眸が鋭さを戻す。


「なんですと? それではまるで私が彼女たちに危害を加えるみたいな言い方ですな」


「ええ、その通りです。公爵がアリエッタにしてきたことを考えれば、充分に考えられることですよ」


「なに? それは心外ですな。アリエッタがあなたになにを吹き込んだかは知りませんが、私は人の道に外れたことなどしておりませんぞ!」







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