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隠匿の令嬢
第14章 束の間の幸福と崩落の足音



「本気でわからないのか?」


 ムッとするレオに小さく頷く。


 するとレオは手紙をテーブルに置き、アリエッタを軽々と抱き上げて膝に乗せた。


 間近に迫る不機嫌さを滲ませる美貌に狼狽する。


「俺はキミが足りなくて死にそうなのに、アリエッタはそうじゃないんだな」


「それって……あの……」


 意味が解らないほどアリエッタは純情ではない。あけすけな物言いに、真っ赤になり俯く。


「で、でも……昨夜もその……」


 レオの性欲は底がないのか、昼夜問わずに求めてくる。朝もなかなか離してくれない日も珍しくない。


 それに昨夜も濃密なひとときを過ごし、足りてないはずないじゃないか。


 口ごもるアリエッタにレオは眼を見張り、意地悪そうな笑みを口許に湛えた。


「俺が言いたいのはそういうことじゃないんだが……。でも、まあアリエッタの要望がそっちなら、喜んで応えるぞ」


「ッ!?」


 妖艶な雰囲気を纏いはじめるレオ。アリエッタはからかわれたのだと思い、慌てて膝から飛び降りた。





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