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隠匿の令嬢
第14章 束の間の幸福と崩落の足音


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 朝目覚めたアリエッタはひどく混乱した。


 まず頭を割るほどの痛みに首を傾げ、次は裸であったこと。隣にはアリエッタと同様にすべらかな肌を惜しげもなく晒すレオの姿。


 そして覚えのない身体に散る赤い痕。最後に下肢から流れる情交の名残。


 アリエッタは状況が呑み込めず、オロオロとしていれば、レオが身動きをして眼を醒ます。


「起きたのか」


「はい、あの……その……これって……」


 アリエッタは上掛で隠す肢体を見下ろし、レオを見遣る。


「ああ、それか。覚えてないのか」


 こくんと小さく頷くと、レオは宙を見上げ、顔を逸らす。


「言っておくが誘ったのはキミだからな」


「え……ええっ!?」


 アリエッタは驚愕の言葉に、眼を白黒させる。


「ほ……本当に? ごめんなさい……」


 レオの言葉を真に受け、恥じ入って掌に顔を埋める。


 だから気付かない。レオが笑いを堪えていることに。




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