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隠匿の令嬢
第15章 病みゆく心
リンゼイを得てなおアリエッタを抱こうとしているレオの考えを読みあぐねていれば。
「せっかく帰れたのに、おあずけを食らわせるつもりか」
拗ねたように咎められ、アリエッタは僅かに息を呑む。
アリエッタがこの邸にいる間、拒否権はない。求められれば従うだけだ。
「そういうわけじゃ……。あの、じゃあ入浴を……」
「そんなものは後回しだ。どうせ汚れる」
レオを押し退け起き上がろうとすると、リネンに縫いとめられる。
そしてあっという間にすべて剥ぎ取られ、ドレスもドロワーズも無造作に寝台の下へと放り出された。
何週間もレオを受け入れていないアリエッタの身体を、レオはたっぷりと時間をかけて溶かしていく。
唾液と蜜でしとどに濡れた隘路にレオの雄が割り入れられたころには、外はすっかり暮れていた。
「あぁ──っ」
ずぶずぶと挿る圧迫感にアリエッタは喉をふるりと震わせ仰け反り、うち震える。
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