この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿の令嬢
第18章 王太子の過去




「レオ? 気が付いたのか? 私がわかるか?」


 オイルランプの柔らかな光に満たされる部屋。父がレオを覗き込む。


「どこか痛いところはない?」


 母が泣きそうな顔をレオに向けている。


「もう、心配したんだから」


 セドリックが片手に顔を埋めた。


 ジョシュアや医師も控えており、ぼんやりと天井を眺めるレオを医師が脈診をしたり、なにやら質問をしてきたりする。


 レオは呆としたまま、やはり呼び掛けには答えない。


 ただ一言──。


「俺はもう二度とあの言葉を口にしない……」


 そう言ったきり口を閉ざしてしまったレオに、そこに居たものは皆困惑していた。


 レオはこの日から塞ぎ込むようになり。発作のような呼吸困難にも度々見舞われることとなった。






.
/724ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ