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隠匿の令嬢
第22章 エピローグ
アリエッタは連れて来られた場所に飾られる物に眼を見張る。
「これって……?」
「アリエッタ様には、今からこちらにお召しかえいただきます」
「で、でも……」
「文句は言わない約束よ?」
「ま、待って! どういうことか説明を」
「レオナルド様から聞かされてないの? まったく……。それはいいから、ドレス脱いで。ああ、もう焦れったい! ナキラ、やっちゃいましょ!」
「はい!」
妙に息の合うニーナとナキラがアリエッタの抵抗をものともせず、ドレスを剥いでいく。
そして飾られていたドレスを着せられると、椅子に座らされる。
「あたしはお化粧をするから、ナキラは髪をお願い」
「お任せください!」
ニーナによって白粉をパフで肌に乗せられ紅を唇に引かれ、ナキラには髪を結われる。
アリエッタは訳が解らないうちに二人のされるがままになっていた。
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