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第6章 【妖怪パンツめくりの罠】
翌日、下着を注文しようと雑誌を開いたら

《下着はらくだ色で統一して下さい。あおい》

の文字。今日もダイナミック大味。
らくだ色って…。

葵の置き手紙をくしゃくしゃに丸め、紫色のセットアップとエメラルドグリーンのセットアップを注文する。
そしてストッキング。ストッキングはガーターベルトっぽいプリントが施されたセクシーなヤツ。
紫色はパンツが透け透け。
エメラルドグリーンはTバック。
どちらもブラはフロントホックの胸が大きく見えるデザイン。
くつくつとほくそ笑む。

*****

「えーっと…ごめんね?みちるちゃん」

目の前には困惑タカシ。
そしてその横にはニコニコ笑う素敵男子。
笑顔がキラキラ。眩しいッ…!!
長身。黒髪、短髪。
面長のシュッとしたイケメン。
イケメンコンテストにぜひとも推薦したい爽やかさ。
スタイリッシュに細身のスーツを着こなして‥ネクタイがさりげなくお洒落だし。
スーツの上からでもわかる筋肉質なカラダ。
ソフトマッチョってポイント高いよね。

彼が“何者”かを知らなければ恋に落ちそう。
現にさっきまで、ポーッと見惚れてしまった。
彼が笑みを崩して真顔になった時―
誰であるのか気付いてしまったよ。

「この前みーちゃんに逢ったって爽ちゃんから聞いてね。
僕も会いたくなっちゃった♪」

安田三兄弟・次男孝介‥。

『‥爽介の関係者には関わりたくないってマイコに伝えてたはずだけど』

「うっ‥!ご‥ごめん!!」

「貴史先輩は悪くないんだよ?
僕が無理矢理お願いしたんだ。
ちょっと脅してみたりして♪
ちなみに大学の頃のゼミの先輩ね」

脅し‥さすが一見王子様でも爽介と血を分けた兄弟だよ。
そして弟にまで使われてんじゃん。
小間使いタカシ…。
真顔の孝介から視線を反らす。
爽介と孝介は全然似ていない。
爽介が可愛いアイドル顔なら孝介は正統派イケメン。
だけど色素の薄い瞳だけはそっくり。孝介は普段ニコニコしているからすぐには気付かないけど、見据えた時の強い眼差しは爽介と被る。
爽介が女たらしなら孝介はひとたらし。
すべてにおいてソツがない。
爽介よりもずっと大人っぽい。

‥こどもの頃から、少しだけ私は孝介が苦手だ。
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