この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Re:again
第6章 【妖怪パンツめくりの罠】
短い微睡みから徐々に意識が戻ってくると、相変わらず路地裏で孝介の腕の中に抱かれていた。
孝介の胸板で俯いたまま黙っていると、
「‥謝らないよ」
と、孝介が呟いた。
『‥うん』
謝らないよ、という物言いが拗ねているようなのでおかしくなってしまう。
笑ったらまた怒らせてしまうような気がして厚い胸板に顔を沈めた。
忍び笑いが漏れてしまい、孝介が胸をくっつけてきた。
酸素を求めて孝介から逃れようとする。
胸の壁が再び近づいてくる。
ジャケットの乾いた感触。
孝介の喉仏が上下する。
‥どうしても笑い声が漏れてしまう。
孝介は私の顔を見ない。
こどもには出来ないことをした後なのに、大人であるはずの孝介はこどものようなことを言う。
そういえば私に悪戯をした後、まわりにどんなに叱られても孝介は謝らなかったな‥。
叱られれば叱られるほど孝介はムキになり、痺れを切らした爽介にお仕置きされていた。
「‥みーちゃんが悪いんだ…」
こどもの頃の孝介の声に被せながら、大人の孝介は言う。
『うん』
背の高い孝介を、今度は私が抱き締める。
頭を撫でようとしたが、手が届かない。
「‥年下だからって、舐めてる?」
声はふてくされているのに、孝介は身を屈ませた。
今度は手が届いたので頭を撫でた。
あやすように。出来るだけ優しく。
孝介の傷ついた心が、少しでも癒されますように‥と願いながら。
「…さっさと僕に堕ちて」
孝介が低く囁いた。
「もっと酷いことしてやろうと思ったけど。
もっと滅茶苦茶にして何も考えられないようにしてやろうかと思ったけど‥」
孝介が小さく溜め息。
「みーちゃんの何もかもが欲しいから。
だから、待つ。でも長くは待てない」
『‥待つの?待たないの?どっち…?』
お尻をぺちん!と打たれた。
まだノーパンだ…。
くっくっくっ。
やっぱり笑いが込み上げてしまう。
もう一度ぺちん!と打たれた。
孝介の胸板で俯いたまま黙っていると、
「‥謝らないよ」
と、孝介が呟いた。
『‥うん』
謝らないよ、という物言いが拗ねているようなのでおかしくなってしまう。
笑ったらまた怒らせてしまうような気がして厚い胸板に顔を沈めた。
忍び笑いが漏れてしまい、孝介が胸をくっつけてきた。
酸素を求めて孝介から逃れようとする。
胸の壁が再び近づいてくる。
ジャケットの乾いた感触。
孝介の喉仏が上下する。
‥どうしても笑い声が漏れてしまう。
孝介は私の顔を見ない。
こどもには出来ないことをした後なのに、大人であるはずの孝介はこどものようなことを言う。
そういえば私に悪戯をした後、まわりにどんなに叱られても孝介は謝らなかったな‥。
叱られれば叱られるほど孝介はムキになり、痺れを切らした爽介にお仕置きされていた。
「‥みーちゃんが悪いんだ…」
こどもの頃の孝介の声に被せながら、大人の孝介は言う。
『うん』
背の高い孝介を、今度は私が抱き締める。
頭を撫でようとしたが、手が届かない。
「‥年下だからって、舐めてる?」
声はふてくされているのに、孝介は身を屈ませた。
今度は手が届いたので頭を撫でた。
あやすように。出来るだけ優しく。
孝介の傷ついた心が、少しでも癒されますように‥と願いながら。
「…さっさと僕に堕ちて」
孝介が低く囁いた。
「もっと酷いことしてやろうと思ったけど。
もっと滅茶苦茶にして何も考えられないようにしてやろうかと思ったけど‥」
孝介が小さく溜め息。
「みーちゃんの何もかもが欲しいから。
だから、待つ。でも長くは待てない」
『‥待つの?待たないの?どっち…?』
お尻をぺちん!と打たれた。
まだノーパンだ…。
くっくっくっ。
やっぱり笑いが込み上げてしまう。
もう一度ぺちん!と打たれた。