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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第4章 類は友を呼ぶ
「今日は本当にありがとう。もし、君と会っていなかったらと考えると色んな意味で背筋が伸びるよ」
「貴方、すごいモテそうだもんね。」
あのテクニックは数をこなさないと手に入れられないと思う。遊びすぎて嫌になった・飽きた・・。そんな所だろうか?
「まぁね。でも、今は君だけでいいよ。君が愛情を求めていないのは知ってるけどね。今日はお酒の力があったからだろう。」
「はは。ー・・そうなのかもね。でも、たまに愛情を注がれるのは悪くないわ。仕事ばっかりじゃ根が詰まりそうな時もあるし。」
「仕事は何をしているんだい?」
「んー自営業かな」
「ワオ!その年で?!」
「まぁ・・。これ以上は秘密よ。また仲良くなったら教えてあげる。」
「僕は今晩、寝ないで語り合う事だって出来るよ。君なら全てを知られても構わない。」
「私は駄目。はじめてあった人に詳しい事を話したくないわ。どこに敵が居るのかなんて分からない。ハンソンもパパラッチに500$で売られるかもしれない可能性を考えた方がいいわね。」
「よく言うね!はは!
僕の場合はー・・5000$だろう?」
「あんたの方が言い過ぎよ」
ハンソンの筋肉を感じながら、そんな甘い会話をしていた。シャキーラ達はまだクラブ?・・それとも、二人になれる場所ー・・?
「またイギリスに来る予定は?」
「今の所ないわね。」
「来週の水曜日・・来ないかい?」
「水曜日?!なんで?」
「リーグの初戦の日なんだ。プレミアムリーグっていうんだけど、欧州や北米チームが集まって優勝を決めるリーグ。他にも何個かリーグはあるけど・・このリーグが一番大きい。」
「へぇ・・。」
「運悪く初戦から光と対戦だよー・・。彼はストライカー、僕もストライカー。直接削りにいくことは無いけど結構切迫な空気になりそうだ。」
「チーム的にはどちらのほうが強いの?」
「ん~、それは難しい質問だな。去年は僕のチーム"アーセ"が優勝したけど、その前は光のチーム"マンチェスターブエノス"が優勝したしー・・。強さで言えば同じ位だろうね。」
「じゃあ、裕福なのは?」
「ははは、変な質問だな。ん~そりゃダントツでマンチェスターブエノスだろうね。光を移籍させるのに285億円払ったんだから。」
「移籍金ってやつ?・・それってどういう意味なの?」