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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第4章 類は友を呼ぶ
シャキーラの電話を切ってからー・・。
ハンソンは会話が聞こえてたのか素早くスーツに着替えて、勝手に私の携帯の番号を登録してから出ていった。
早業、ものの10分程度だっただろう。
こっちで買った香水を軽く首もとに振りかけてベッドに横になる。明日はシーツを変えてもらおう。さすがに自分の体液だとしても、使い続けるのは気が引けた。
シャキーラの帰りを待つためには眠気を覚まさなければいけない。だけどー・・この部屋に居たら駄目だ。勝手にまぶたが落ちてしまう。
そう思った私は軽くジャージに着替えて、ホテルのロビーに向かうことにした。
ルームカードと携帯とタバコを持って部屋を出る。
ロビーに喫煙室・・あったような気がする。
さすがに将来有望のハンソンの隣では吸えなかった。
タバコとかマリファナとかには全く興味なさそうな本当にサッカー大好き少年って感じだし・・。
彼の事を思いだしながら、エレベーターを待っていた時ー・・・不意に、私たちの隣の部屋のドアが開いた。