この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第5章 情熱とは熱しやすく冷めやすい

そんな事を考えながら、ドームを出ようとした時だった。ふと、携帯が鳴り響く。

「もしもし。」

「小百合!どこに居る?」


「ハンソン!ー・・今は・・ドームを出ようとしてた所だわ」
「ちょっと待ってくれ。一緒に帰ろう。」

「今日は一人で寝たいの。」
「構わないよ。直接喋りたいだけだ。」

「・・。」
「ただ、今選手は此処から出れない。ファンの目があるからね。そのまま一度出て、裏入り口から入ってきてくれないか?警備員にはチケットを見せてくれ、入れるから」

と半強制的にそうするしかない状況になった。

疲れてるから早く帰って寝たいのにー・・
そんな思いはむなしく散り、私はハンソンの指示通りに動く。

蓮ーー・・

あの子は、私が思ってた以上に
私の事を深く愛してくれてたのだろうか?

だからこそ、気持ちのやり場がない思いになって
あんな事をしてきたのかもしれない。

そう思える余裕は有る。

だけどー・・やっぱり彼に腹立ってくるし
正直、時間が戻ってほしいとさえも思える。

あっちに帰ったらアフターピル飲まなきゃ・・。


そう思いながら、警備員さんにチケットを見せた。

「どこまで?」

「わからないの。ハンソンが居る所まで。」


「あー選手控え室だね、あそこなら妻や彼女は入れるし・・案内するよ。」

「ありがとう。」


ガタイの良い警備員さんの後ろを歩く。

裏入り口から入ったら、まるで別世界だ。

廊下はとても綺麗にされていて、
テレビカメラやリポーターなどが沢山居る此処ー・・。

私がそんな道を歩くなんて変な気分。

表の世界のー・・もう戻れないところまで来てしまったのかな?


"ここだよ"と合図され、ドアをゆっくりと押すー・・


ハンソンと不意に目があった瞬間
彼は子供の様に私の元へ走ってきて、強く強く抱き締めてきた。
/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ