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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第6章 ホワイトとブラック
色々な意味が含まれている目線をたくさん受けながら、私は電話を片手に外に出た。
今日の夜は、ブリトニー達に誘われたからディナーの予定だ。ホテルまで迎えにきてくれるらしい。
ブリトニーの彼氏も来ると言っていた。もうパーティー同然だろう、やけくそパーティー・・。
ハンソンも来るかもしれないな~なんて思いながら、柳沢に電話をかける。
ワンコールで出た。
「もしもし。」
「あんた俺の事応援してたの?」
「もちろん。だから勝てたんでしょう?」
「はぁ。本当にあんたはー・・。
まぁいいや。明日の夜、うちのチーム主催のパーティーあるから。俺と出席して。」
「それが条件?」
「違う。条件は、その時にいう。」
「それならその言う事は聞かないわ。」
「はぁ?」
「なによ?」
「わかった。じゃああんたとハンソンがラブラブしてた写真を日本のパパラッチに売るわ。」
「あーわかったわかった。出席すればいいんやろう?」
「はは・・!そうそう。ドレスある?」
「着物が一着だけある。訪問着。」
「オッケー、じゃあそれで来てね。
ホテルまで迎えに行かすから。」
「あなたは?」
「俺は、別口で行くよ。」
「そう。了解。」
「ちゃんと条件呑めよ?」
「わかってる。何回も言わんといて。じゃあね。」