この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第6章 ホワイトとブラック

シャキーラと話していると本当に心が踊る。

外国人と居る自分っていうのは・・やっぱり少し明るくなるものだ。特に、彼女は本当に楽しい人。

女の子の悪口や、仕事の愚痴は言わない。
ちょこっと毒をはく事もあるけど、人が悲しまない様な、笑って流せる様なものなんだ。

だから、いつも素晴らしい男の人と付き合って
仕事の方でも、成績を残せるんだとおもう。

人柄っていうのは、外見にも出る


これは、あながち本当なのかも。


そんな事を考えて、窓の外を見る。
スタジアムから割りと近かったみたいだ。

もう立派に聳え立つホテルが見えている。

「ロイヤルホストか~いいね~」

「どうして?」


「マンチェスターブエノスのメンバーが泊まっているとおもうよ、此処。勿論、自宅に帰ってる人も居るだろうけどね。」

そっかー・・アーセもブエノスも同じイングランドだけど自宅が遠い人も居るんだ。
そうだよね、日本っていっても大阪や東京、北海道ー・・本当に色々だもん。みんなが皆、車や自転車で帰れる距離な訳がない。

「そうなのね。でもサッカーはわからないわ。」

「何人だい?」

「日本よ。イギリスの大学に行ってたから英語が喋れるの」

「そうか、通りでイギリス鈍りだと思ったよ。
それより、日本なら光は知ってるだろう?」


本当に、どこに行っても彼の名前を聞くな・・。
みんな、そんなにサッカー好きなの?

それとも、私たちがアメリカに行った時に
お寿司を知っているか聞くのと同じ感じかしら?

「彼はー・・さすがに知ってるわ」


いろんな意味でね!



「だろう?本当に最高の男だよ。」

ーー・・表の顔は、素晴らしいみたい。



「着いたよ。」

サッカーの話をできて嬉しいのか、笑顔でそう言われて、おまけに少しだけ安くしてもらった。

一応、丁寧にお礼を言いながら
ホテルマンの方に荷物を持ってもらってフロントへ向かう。



「菊乃小百合さんね?」

「そうよ。」


「特上の、スイートを用意しているの。どうぞ。」


優しく微笑むお姉さんの笑顔に吸い込まれそうになりながら、私は自分の部屋へ足を急がした。


/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ