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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第6章 ホワイトとブラック
この町に、教会の鐘が鳴り響くときー・・・
それは午後17時になったときだ。
紙袋をいっぱい持っているハンソンと対照的に自分のカバンしか持っていない私。
私達は、あれから車を再び走らせて
ブティック街にいき、ショッピングを楽しんだ。
勿論、ほとんど私の服や時計。
お金は全部ハンソンもちだ。
「似合うよ!」
と彼が言った服は、知らぬ間に購入されていて
本当に神業同然。かなりビックリした。
私は今日、朝食以外財布を出してないのにーー・・・。
ハイブランドの物から、案外お手ごろなファストブランドのものまで。
一応、彼はサングラスをしてマフラーを首まで巻いていたけど何回か目を離したときに女の子からナンパされていた。私はというとー・・・派手な着物が目立つのか、ハンソン以上に声をかけられたり、写真をとられた。
普段とは違う出来事に半ば放心状態の私を
ハンソンは、笑ってみていたのは言う間でもない。
「そろそろ、帰ろうか。」
「うん、あ!ごめん。光からだ」
電話を取ろうとする手をつかまれ、強引にキスされる。
昨日のことが鮮明によみがえってくるようなキスだ。
しつこく鳴っている携帯を見るな、という様に
顔を掴まれて、長く淫らなキスー・・。
車の中だから、見られる心配はないけどー・・
どこか、落ち着かない。
「・・・っ・・ぷは!ちょっと!息できない!」
「ごめんね。いいよ、出ても」
「もしもし。」
「おせーよ。何回コール鳴らしたと思ってんだよ」
「ごめん。」
「寝てたのか?」
「うん。そう、寝てた。」
日本語で会話してるから、彼には意味が分かってないはずだ。
太ももをまさぐる手にイヤな予感を感じながら、話を続けた。
「パーティー18時からだから」
「そうなの!?後一時間ね。」
「あぁ。場所は、お前のホテルの会場に変わった。
だから迎え行かなくても良い様になったから、そのまま向かってくれない?」
「うん。勿論ーー・・あっ!」
器用に手を、足の中にいれて、ショーツの上から、つぼみを摩られる。
「はぁ?」
「い・・・やっー・・・んっ!何もー・・ない!」