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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第8章 パパとママ
「撮影終わったら、そのまま代表の練習合流するから
帰ってくるのは7時くらいかな。夜ご飯作ってて」
「はいよ。」
助手席に座っていた彼はサングラスを付けて大きなテレビ局の中に入っていく。このテレビ局はー・・私が蓮を迎えにきたところだ。
華やかで、だけど裏に回ればキツい事ばかりしでかしてる芸能界ー・・。そんな世界の集大成でもある場所。
後部座席に設置してあるベビーシートにちょこん、と座り何やら声をあげている紫音を見て、頭の中から蓮や芸能界の事を捨てる。柳沢はー・・芸能人じゃない。紫音のパパで、そしてただのサッカー選手なんだー・・。
血の繋がりなんて感じない。私の心は段々と紫音の母親、そして柳沢のパートナーに変わっていってる。柳沢には愛なんて存在しないけど。どちらかといえば、尊敬かもしれない。
「よーし、行こっか紫音。」
「うー!!」
「あんた男の子なのによく喋るね。」
「あー!うー」
「ふふー・・。三ヶ月検診、頑張ろうね」
帰ってくるのは7時くらいかな。夜ご飯作ってて」
「はいよ。」
助手席に座っていた彼はサングラスを付けて大きなテレビ局の中に入っていく。このテレビ局はー・・私が蓮を迎えにきたところだ。
華やかで、だけど裏に回ればキツい事ばかりしでかしてる芸能界ー・・。そんな世界の集大成でもある場所。
後部座席に設置してあるベビーシートにちょこん、と座り何やら声をあげている紫音を見て、頭の中から蓮や芸能界の事を捨てる。柳沢はー・・芸能人じゃない。紫音のパパで、そしてただのサッカー選手なんだー・・。
血の繋がりなんて感じない。私の心は段々と紫音の母親、そして柳沢のパートナーに変わっていってる。柳沢には愛なんて存在しないけど。どちらかといえば、尊敬かもしれない。
「よーし、行こっか紫音。」
「うー!!」
「あんた男の子なのによく喋るね。」
「あー!うー」
「ふふー・・。三ヶ月検診、頑張ろうね」