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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第8章 パパとママ

強く手を引かれ、
彼の上に覆い被さる形になる。
そしてーー・・どちらからともなくキスをした。
そのキスは、
いつもみたいなただの行為の一部のキスではなく
どこか恋人同士甘いもので
そしてまたどこか、夫婦特有の落ち着くものでーー・・。
丁寧に私の歯列をなぞる彼の舌は
今まで感じた事がないくらい熱していて
そして優しさが溢れていた。
「ーー・・ふぁあっ・・っ」
キスだけなのに口から漏れた甘い言葉に驚いて目を開ける。ーー・・至近距離でこいつと目合っちゃった・・。
なんで、目見開いたままキスしてんの?このひと。
き・・気まずい。
暴れだそうとする手首を右手で強く拘束され
彼の唇は、私の唇から、首にー・・鎖骨にー・・徐々に下に降りていく。
「んっーー・・はぁっ!」

