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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第8章 パパとママ



「はぁっーー・・」


身体の力が抜けた。この短時間で二回も。

しかも深い快感ーー・・。


気を保てるわけないじゃん。



「何、へたってんの?」


「誰のせい・・よ。」



「え、俺?」


「あんた・・っ!」


と反論しそうになるけど、それよりも先に喋りたくないという気持ちが働いた。

口を詰むんで腕をあげて顔を隠す。


するとーー・・大きな腕に抱き締められた。



「・・ーーえ?」


さすが、世界の柳沢。

日本人離れしてる筋肉が伝わってくる。


腕も、ハンソンと同じくらい固くて大きくて

そしてーー・・ハンソンより頼り甲斐を感じてしまう。


「柳沢に抱き締められたのはじめてじゃない?」

「嘘つけ。こんな場面ではないだけで
他は結構あるよ。」


「優しさが比にならないわ。」



「自惚れんな。」


と言い捨てる彼。

とても冷たい様に感じるけど反対。

私を抱き締める腕の力は強くなって、
そしてーー・・彼のジーンズ越しからの、固い自身の熱が私にもわかる。
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