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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第9章 主婦の長期休暇
このアトラクションは宝石島といわれる島を可愛らしい空飛ぶティーカップに乗って冒険するというもの。
宝石が沢山ある島らしい・・宝石をイメージしているのか何なのか、暗闇の中に所々きれいに光輝く箇所がある。それは何とも神秘的で美しかった。
子どもが飽きない様に、悪い奴と戦うシーンなんかも用意されていて・・すごく心が踊る気分になる。
そういえば、シャキーラは日本のアミューズメントパークにきた事がない。・・また誘ってあげよう。
彼女はパーティーとか煩いところも好きだけど
それ以上に、こういう夢がある場所も大好きだ。
彼女と二人なら、きっと今と同じくらい楽しめるに違いない。
「うわ~!みて~!!!きれい!」
「紫音!紫音!ほら見て~悪者だよ~!」
「結局お前が一番楽しんでんじゃねぇか・・」
「え?何か言った?」
「あぁ?何も言ってねぇよ」
絶対うそ。また、私を見下す様な事を言った筈だ。
わかるんだから。一緒にいる時間が長いのを忘れないでほしい。
ちょっとほほを膨らました時ーー・・
ーーーーー・・ガンッ!!!!
という鈍い音が身体中に響き渡った。