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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第10章 嫉妬心は愛情の塊


「はぁ・・。思い出しただけでも辛いわ。」

紫煙をくゆらせながら、どうしようもない思いに浸っていた。

結局、何を食べても何処に行っても
初期の頃の私の気持ちには戻らなかった。

やっぱりちょっと変わってるのかな?
中に出される事に関しては人よりも頑固だし、人よりも許せない。

そして何より、二日間で六回も中だしされたのだ。

サッカー選手は精力あるっていうけど、本当なんだなぁって・・。生身の日本人なら絶対無理だろう。

抵抗なんて虚しく、ただ人形の様に身体を揺さぶられるだけ。もう、早く終われとしか思わなくなっていたのは確か。




愛してる


君しか居ない


君は素晴らしい母親になれる。



そんな言葉を永遠とリピートされたけど、心に響かなかったのは言わなくても分かるでしょ。どこか狂気じみた彼のセックスと私への愛情。


彼も蓮も悪い人ではないことはわかってる。
嫌いな所がある分、好きな所もある。

しかも、ハンソンなんてーー・・・・一度は心底惚れた男だ。どれだけ軽蔑しても、信じられない!ってヒステリックになってもやっぱり時間が経つ事に彼の優しい側面を思い出して、やるせない気持ちになる。



子供が出来たらどうしよう。

ハンソンってあんな男性だったんだ。

・・でも、今までの誰よりも深く私を愛してくれていたのは間違いないし、やはり優しい。



そんな色々な思いが混ざってこそ
今の私の気持ちが出来ているんだと思う。


ずっと抱かれた事や

彼を空港に送っていった事が、もう昔の様に感じた。


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