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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第12章 前夜祭

"料理が上手で、気が利いて頭が良い人だってさ。
他にも着物が似合う人・ピアノが上手な人
聞き上手な人・精神面が強い人。
大和撫子みたいな女性が良いだって"
"うわ~もしかして、日本人女性と交際経験があったりするんですかね?!"
"そうかもね~!"
ーー・・あるっちゃ・・あるのかな?
恥ずかしい気持ちを隠す為に、灰皿に煙草を押し潰して、ファブリーズをリビング中に振り撒いた。
他にもブリトニーの旦那さんのマークスの事や、
バーで見かけたもう一人の男性の事を特集している。
そして、待ちに待った日本代表。
パネルにある写真は三枚。
岸野君と、私が公開試合でかっこいいかもって思った子と、やっぱり柳沢。
"まぁ、柳沢でしょ~ダントツは。"
"という訳で!柳沢選手の簡単なプロフィールをご用意しました。"
アナウンサーの高い声が響く。
簡単なプロフィール・・。野菜が嫌いで、我が儘で、傲慢なのに大の子ども好きとか?
"まず、出身地は、この町なんですよね~。
ハンソンとは1つ下の学年なので23歳!"
"え、そうなの?!"
"はい。よく、ハンソン選手が彼の事を同年代だと言うので勘違いしていらっしゃる方も多い様なのですが、1つ下なんですよね~。ちょうど、イギリス戦の一月十日が誕生日なんです!24歳になられます"
"おぉ!是非勝ってほしいね"
"本当ですよね~。他なんですが、所属チームは、マンチェスターブエノスで年棒も移籍金もチーム最多です!不動のストライカーとして向こうでも位置付けられてるんですよ"
"すごいよね~まぁ、移籍金に関しては、柳沢を越えたハンソンが居るけど"
"ブエノスは、欧州のプレミアムリーグで今年度、優勝を飾りました!もちろん、最大の即戦力だったのは柳沢選手です。"
"あのゴールは本当に痺れたよ~"
"そこで、過去のインタビューをまとめてみたんですが。好きなタイプに関しては結構変わってるんですよね。"
"うそ?!"

