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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第12章 前夜祭
「あんたさ、俺の後ろ姿に欲情するのやめてくんない?」
ーー・・なんでわかったのかな?
「俺がどれだけ堪えてるのか分かってるんだろ。
これ以上ー・・俺の事興奮させんな。」
無理なお願いを吹っ掛けられる。
「って、無理か。
好きな女が自分の指で狂う姿見るだけでも、だいぶん興奮させてくれるもんなぁ。」
「はぁっ!・・んぁ!ぅうんっっうう!!」
指が一気に二本増えた。
三本ー・・堪えられないよ。
親指でクリトリスをいじるのが得意な光は、
私の敏感な所を、
つよく押して、そして何度も何度もはじかれる。
「ぁあああんっーーっ!!・・いや、あかんっ!」
ーーー・・ピチャッピチャッ
お風呂や洗面台からじゃない。
私の身体から聞こえるハッキリとした水音。
「んはぁああっ!ーー・・あかんってぇっ!」
「なにがだよ。」
奥で、グルリと、三本同時に回転をかけられる。
そしてー・・親指の爪で、
皮が捲れている"ソコ"を再びつよく引っ掛かれた時。
「はぁあああんっーー・・ぁああっっ!!」
私は、今度こそ、
彼の身体に全体重を預けた。
そしてーー・・自分から、彼の唇にキスをする。
腰がガクガク震えているのを受け止めてくれているのは、優しい温もりが感じられる腕ーー・・。
あぁ、なんか幸せかも。