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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第2章 可愛いと五月蝿いは紙一重
ーー・・ギシギシッー・・。
そんなに古くないのに、ベッドから発されているこの音。どこか耳触りが良い。
がむしゃらに激しいだけじゃなく、
しっかりと私の好きな場所を突いてくれて、
そしてー・・何気に強弱もつけてくれている。
こんなに素敵なセックスにー・・喘がない方がおかしい。
「れんっううっ!!んっ!ーー・・あぁっ」
「ー・・っ。」
「あぁッ・・んっ。気持ちい・・あんっ!」
「ダメ、小百合。そんな事言わないで」
「だって気持ちいもん。ーー・・ひゃあっっ!」
ゆさゆさと確実に激しさを増してきた。
ラストスパートかー・・。隼人と迎えるラストスパートの時の気持ちとは裏腹に、今回はどこか嬉しい気持ちもある。こんなにイかせてもらえて、満足だし。
何よりー・・もう、これ以上されたら、本当に飛んでしまう。思考も記憶もー・・。
ーー・・パンパンッ。
「あぁっ!んっ!!ーー・・蓮・・!」
「・・っ。」
ーーー・・パンパンッ。
ーーーー・・グチュグチュッ。
「いやぁー・・もう無理。イってまいそうー・・」
「いいよ。」
「んっー・・あぁっ!んっ!!」
「ーーーっ。」
「きゃあっ!んっ・・あぁっ!!!」
腰を上げたと同時に、蓮くんからも苦しそうだけど、どこか色気溢れている声が少し漏れる。
「んっーー・・小百合・・。」
お腹の上に出された蓮くんの白い液ー・・
結構な量あった。
ヘタれながらも、タバコに手をかけようとする私を見て涼やかな顔で、ライターとタバコを手渡してくれて・・
そしてティッシュで何も言わずに綺麗に私の体を拭いてくれる美山蓮。
腐っても俳優・・らしいし。
こんな事をさせていいのかな?と思ったが
情事後のタバコの美味しさに気をとられ、すっかり忘れていた。