この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第13章 合縁奇縁


"変なの"と響に言われてから20分が経つ。

両者メンバー交代は無しの様だ。休憩挟んでたけど、前半のあのシュートの体制、結構きつそうやったよね?あの子、腰は大丈夫なんだろうかー・・。

人よりは走っていないけれど、それはポジションの問題だろう。監督は、彼の意思を尊重して、バレる様な指示や、行動の仕方を求めていない。いつも通りを貫き通してる。でもー・・それが、私には怖いんだ。

まだ柔らかなボールへのタッチ。
点を入れる気持ちはあるけど、そこまで急いで攻めなくてもいいと思ってるのかな?両方に余裕がある。


"いや~メンバー交代なしのところをみても、
本気の勝負っていうのが感じられるねぇ"

"そうですね。えーイギリスのハンソンがゴールを決めて、前半終了4分前に日本の柳沢が、その一点を返す形になり、迎えました後半戦ですがー・・。
さすが、と言ったところでしたね。"

"あの二人の勝負みたいになっちゃってるもんね!はは"


遥くんも響くんは、試合が終わったあとに、岸野君と宮元君にインタビューをするらしい。だから、終わったら五分以内に室内のスタジオに戻らなければいけない。だけど、それまでは、やはり迫力を感じたいがために、此処で見るらしく、紫音を抱いたまま、私の後ろの席に座っていた。

変な絵面だー・・。

一般席の人は熱血サポーターが多いため、そこまでこの席を気にしている人は多くないが、やはり数人チラチラとこちらをみている人物は居る。

ちょうど壁に隠れて私の顔は見えない。

だからなおさら、"あの赤ちゃん誰の子?!"って気になって、彼達二人を見るのだろう。


"後半で、どうにか勝ち越しゴールをしてほしいね。ワールドカップとかアジア大会じゃないからPK戦は出来ないしね。勝つしかないんだよなぁ、この試合は。"

"確かに、ドローは求めていないですもんね。"



いやいや~・・

ドローは求めていないって他に言い方があるでしょうに。
/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ