この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第14章 確かな愛
「あんたがどんな手段をとって、こいつらを取り戻そうとするのかが正直わからない。
だけど、裁判というならば
俺も本気で弁護士を雇って戦うさ。
復活戦での勝敗で決めるのなら
小百合の気持ちを優先しながら、それも受ける。」
「戦い方は僕次第か?」
「あぁ。あんたが本気で愛した女を取り戻したいという気持ちと同じ位、俺も本気で愛した女をずっと自分の側に置いておきたいと思ってる。
これは、権力でも暴力でもない。
ただの男としての見栄とプライドだ。」
「ーー・・じゃあ法廷で戦おうか。」
一番望んでなかった言葉ー・・。
裁判。
国際裁判に持ち込んでしまう。
しかも、報道陣含めマスメディアに一番バレやすい。
嘘ー・・と言葉を漏らしそうになった。
「とでも言うと思ったか?」
「はぁ?」
「えーー・・?」