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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第14章 確かな愛
ハンソンを愛してしまった事を後悔した日もあった。
光とであって、
夫婦生活を許した日を後悔した事もあった。
でも、私の選択は間違っていない。
私が心底惚れたこの二人は、
どんな男達よりも心が大きく、優しい。
ハンソンを愛してしまったからこそ、
光の愛を知れ、
光を愛してしまったからこそ
ハンソンの優しさを知れた。
そして、二人に出会ったからこそ
影で私を支えてくれていたシャキーラの有り難みがわかり、
シャキーラの優しさがあったからこそ
これからも紫音と一緒に居る事が出来るー・・。
すべては人々の"善"で繋がっているんだ。
"悪"で産み出される
一生物の友情や愛情などありゃしない。
善があるからこそ、
悪も存在するのであるが、
悪を知ったからこそ、
善の有り難み・存在意義・大切さを実感させられた。
この世に不必要な優しさや愛情はない。
すべては、繋がっている。
すべてはーー・・幸せな結果の為の過程にすぎないのだ。