この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第14章 確かな愛
「やっぱり、机も買い換えないといけないな。
お前がこんなガラステーブル選んでるから危ないんだよ。いくら周りに怪我防止カバーつけてるって言ってもなぁ。」
「ーー・・。」
「あとは、窓の鍵のロックも、もっとしっかりしたのに変えねぇと。」
「ーー・・。」
「まぁでも、もう言ってる間に産まれるしなー。早いよ。時の流れは。そうなったら新しいベビーベッドとベビーカーと布団と・・。」
「はぁ。」
次は私がため息をつく番。
なんか子どもらしい部分を最近よく見るわ。この人の。
紫音とお腹の子の事になったら弾丸トークが止まらない。ずっと未来を予想しながら、あれはこうした方が良い!なんて事を喋っている。もちろん一人でね?
私の相づちなんて、あって無い様なものだ。
だけど、そんな彼も愛しい。