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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第14章 確かな愛



「皆さん。彼の代わりに僕が、彼の妻について説明するよ。」


「彼女には、本当に申し訳ない事をしてしまった。何度謝っても許されないくらいの事だー・・。だけど、その結果を受け入れてくれて、彼女は光と新しい道を進もうとしている」


「世界中のどんな女性よりも、凛としていて、強くて、優しくて、心の広い女性ー・・。それが、僕が本気で愛した、彼の妻なんだ。」


「彼とは、サッカーでも恋愛においても、常にライバルの関係であった。だけど、見事に負けたんだよ。僕は。ー・・力づくというのは時に無力でね。それを思い知らされた大切でとても有意義な時間だった。」


「心が貧しい人は、彼女のことをアバズレなどと酷い言い方をするかもしれない。でも、それは違うね。」


「彼女は、僕の地位や財力、そして光の地位や財力にも全然惑わされなかった。自分の力で、自分の道を切り開いてきたとても逞しい女性なんだよ。決して、楽な人生ばかりを歩んできた様な人じゃない。」


「だからー・・アバズレでも何でもない。

ただ、子供をオロスなんて考えられない心の持ち主で、僕にも子供と会うことを許し、僕の過ちも許してくれるー・・そんな素晴らしい人格者なだけなんだよ。」


「だから、僕からも釘を打たせてもらうよ。」




「彼女の事を酷い言葉で批判や中傷をした会社や、番組・週刊誌などには、徹底的にいかせてもらうね。

司法の力を使ってー・・。

彼女は一般人だ。誰よりも強くて、誰よりも優しくて、そして、誰よりも純粋な女性なんだ。そんな人を叩く様な人物は、ただたんに、僕達二人から愛されているのを許せない妬みの気持ちでいっぱいの人だけだろうけど」


「ハンソンのいう通りだ。

俺達二人が、本気で奪い合い、本気で愛した女の性格が悪い訳がない。素晴らしい人物だから、ここまで愛されるという事をわかっていてほしい。」


綺麗な英語でー・・精一杯の愛を感じとる。


もう、顔が真っ赤になりそう。

公共の電波を使っていう事じゃないよ・・。ただの、おバカな会見になっちゃったじゃないー・・。


強がりな心が、そう言う。

でも、本心は、とてもとても嬉しかった。
まるで、少女漫画の主人公になった様な、そんな気分。


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