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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第14章 確かな愛
「舐めて。」
彼の頭は私の服の中。
勿論、表情なんて読み取れない。
興奮していた証である、愛液がしっかりと付いてある中指を不意に、私の顔の前に出されてそう告げられる。
ーー・・吃驚したけど、間違いなくマゾの私には堪らないシチュエーション。
一度、戸惑ってから、
その指を己の口の中に含むとー・・
何とも言えない女体の臭いが鼻につく。
だけど、嫌ではない。
ねぇ、どうして彼は私のことをここまで夢中にできるのかしら?
「うめぇ?」
「ーー・・。」
「聞いてんだけど。」
「ぁああっ!!」
グリグリという音が聞こえそうなほどに強く、乳首を噛んでから、顔を私の前まで持ってくる光。
少し赤くなっている頬と
綺麗なアーモンド型の瞳が私に羞恥心を覚えさせる。
「うまかったか、って。」
「ー・・普通。」
「小百合、うまかったか?」
「ーーーー・・っ。うん・・っ。」
私の答えに満足したのか。
緩い笑顔を見せてから、
耳元で、こう言われた。
"上出来"とーーーー・・。

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