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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第15章 命の重み


出産から二日後。


病室には私と光の両親が遊びにきていた。
光のお母様とお父様は、とても物腰柔らかい人達で結構年配さんだ。遅くで産んだ子なのだろう。

白髪まじりの優しそうな表情や顔立ちは、若い頃どれだけ異性から人気者だったかが伺える。二人共端正な顔立ちをなさっていた。私の母は、そのお二方と仲良くなったのか、来る前に喫茶店で談笑をしたらしい。私の年頃の妹も光を見るなり大興奮ー・・。その様子を、私と私の母、お義母さんと、お義父さんで笑いながら見つめていた。


スヤスヤと眠っている、
お腹を痛めて産んだ子は、ハーフになる。

コロンビアとのハーフだ。
ラテン独特の顔立ちをしているけれど、そこに日本独特の優しい目つきが加わっていて、本当に入院している誰よりも可愛らしい子だった。

男の子だと思ってたから、青色の服を着ている。
光が・・たくさん服を買ってくるの、目に見えてわかるわ。


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