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第16章 決戦の舞台

それからというのも、避妊具の使用を訴えたり、むやみやたらに生でセックスをしない事を訴えたりと、本当に彼の活動は目間ぐるしい程に素晴らしいものだった。

「はい、どうぞ。紫音。千代菊。」

「ありがと、ママ。」


「いいえ。」


新聞一面に掲載されてある、エイズ患者の子達とハンソンが笑顔でサッカーをする写真を見て、自然に笑顔が溢れる。彼はー･･人としても、男としても、格段に成長したのね。



「用意出来た～？」

「あー、ごめん！まだ！」


「何してるのよ～、ほら。
私がこの子達見ててあげるから、用意して」


「本当？！じゃ･･よろしくね！」