この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第16章 決戦の舞台


ーー・・現地時刻19時。

試合は大きなファールなどもなく無事終了した一時間前。誰もイエローカードは貰っていない。日本代表がもらったのは、初戦勝利という名前だけだ。嬉しい事にー・・。

1-0で、柳沢の意地と
代表達の粘り強い守りで手に入れた勝利。

あんまり期待していなかった。"日本代表"というチームには。でも、良い方向でその常識を覆してくれたのは間違いなく光と岸野くんと宮元くん、この三人だろう。岸野くんは日本で止まるのは勿体な過ぎる人材だ。

日本代表も宿泊している、このホテル。
私達のホテルの横だ。ー・・此処、モスクワに選手村があるらしい。

四人でディナーをしてから、
気を利かせてくれたシャキーラが初戦をこちらも勝利で飾ったマセラに連絡を取り、紫音と千代菊をプールに連れていってくれた。


久しぶりの一人の時間に安らぎを覚え、

煙草に火を付ける。


さすがにお腹が目立ちはじめてからは煙草はやめていた私。何言われるかわからないしー・・、だけど、今はまた復活。ベビースモーカーじゃなくなったけどね。


くゆりと天井に舞う紫煙に目を向けて、
次の試合のことを考えていた。

イギリスと当たるのはまだ、先だ。


でも、次の相手も強い。

このチームで勝ち抜けできたら
実質"8強"といわれる意味がわかった。

16強入りすることさえも難しいということだ。


悪魔のグループー・・。

あのサッカー大国ブラジルが破れた歴史的な瞬間だった。明日の日本のニュースはきっと、この試合のことで持ちきりなんだろうな。私達夫婦のことが話題にならなかったらいいけどー・・。

/476ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ